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【食レポート】味噌作りワークショップと味噌・醤油祭り

先日、作り味噌を食卓に(味噌作り体験)糀和田屋 × KAMIMACHI さんのワークショップ(2020年1月)に参加させて頂きました。内容は「・味噌を作ってみる・みそ丸作り・超カンタンな甘酒作り・味噌と糀のお話」と、なんとも盛りだくさんのワークショップ(WS)!講師は「糀和田屋」の発酵ソムリエであり味噌製造一級技能士の三瓶正人先生です。

我が家も子供の事は自宅の狭い庭で家族総出でお味噌を作っていた記憶があります。三瓶先生もおしゃってましたが、昔は年間1人10㎏お味噌を食べていたそうです。当時うちの家族は6人だったので60㎏?大きな味噌桶が2つあったのも納得?!と思いつつ、今では世帯で1年間、10㎏いかないところもあるのではないでしょうか?!我が家の味噌作りは、狭い庭で火を炊くのが危険と言う事からその後の味噌作りは委託に。でも私は子供の頃、麹がお椀に残る自宅の手作り味噌があまり好きじゃなかったんです。その理由はこのお仕事をしてから分かったのですが、私の味噌苦手?味噌汁嫌いだった過去はさておき、盛りだくさんのWSの様子をお伝えしましょう。

お味噌の種類と材料。

味噌とは、米味噌・麦味噌・豆味噌・赤味噌・白みそなど本当にたくさんの種類がある中、最近ではダシや化学調味料が入ったお味噌もあります。お味噌買ってきて。とお願いされたら皆さんどんなお味噌を選びますか?!

 

今回私が作った(正確には混ぜたかなぁ?)お味噌は、米味噌でしたので、原料:大豆、米、塩。のみ。

とは言え地域によって塩分濃度は異なるようで5%~13%との事、今回私が仕込んだお味噌は仕上がり11%くらいのお味噌です。そして、大豆を煮る工程まではプロにお任せ。と言うなんとも嬉しいシステムにて、まずは茹でた大豆(福島県産一等大豆タチナガハ)を潰しました。今回はWSなので、ビニールの上から指で潰しましたが、ボウルに入れて潰したり、すり鉢や、ミンサーなど利用してもOKとの事。

麹の量と甘さ

次に、麹です!お味噌は、麹の割合が高いほど糖分(ブドウ糖)が多くなるので甘くなるようです。私は麹多めのお味噌が好きなのですが、今回は伝統的な糀蓋製法で作られた糀造り生麹(福島県産コシヒカリ)をたっぷり使用。写真からも分かるように板麹は手作りされた麹との事でした。もし生麹が手に入らない場合、乾燥麹でも作れますが、その場合は分量なども多少変わります。と、WSならではの説明も有難い。
でも、麹和田屋さんにて生麹の購入は可能ですので、その心配はいりませんね。生麹と乾燥麹とさほど仕上がりは変わらないようですが、気になる方は違いをとても詳しくアップされてるサイトがありますのでお調下さい。

 

味噌作りはなぜ寒い時期なのか?!

味噌作りって冬に多いのはなぜ?!と質問したところ、冬は気温が低く雑菌が繁殖しにくいため、カビが生えにくいとの事。夏でも作れなくはないですが、麹などを作る際、暑いのでなかなか大変です。と…講師の三瓶先生失笑。後はお米や豆の収穫が秋なので、新鮮なものを使って作れるという事もあるようですが、昔と違って冬でも温度が高い今では早く食べれる事が多いようです。今回仕込んだ味噌も夏ごろには食べれるとの事。かなこ味噌楽しみ~♪

味噌が出来たところでみそまるを作りました!講師の三瓶先生みそまるマスターもお持ちとの事。そして、日本一?世界一?簡単な甘酒づくりをしまして終わりかと思いきや、すでに出来ました甘酒まで頂き、お腹も心も満たされたWS全行程終了です。

みそまるイベントは私たちも(子供肥満プロジェクト)何度か開催しました。本当に子どもたちは喜んで作ってくれます。でも、それが継続しているか?と言う事はまた別問題な気がします。本のようにオシャレなみそまるとは言わずとも、子供が自ら、みそまるを作ったり、味噌汁をおやつに飲めるようになったら嬉しい限り。だって火を使わず、包丁持たずとも作れますから。美味しい材料だけ揃えてあげたらどんなお子さんでも作れるんですよ。まぁ、それは子供に限らず大人でも同じ事なので、味噌汁作るの面倒~なんて思ってる方がいらしたら超簡単味噌汁飲んで欲しいのですが…。

キッズヨガイベントを一緒に取り組んだ音楽講師熊田先生とそんな話をしながら次なる課題も発見しつつ。そんな中、熊田先生のピアノ教室の新年会では、鰹節削らせたり、無添加のお料理食べたみたいですが、その様子が”年齢別の子ども達をつなげたい”とアップされてました。

築100年の古民家スタジオKAMIMACHIとは!?

会場でありましたスタジオKAMIMACHIさんは、築100年の古民家!

ウェディングフォトだけでなく、成人式など主に撮影されてるとの事でしたが、見せて頂いた写真集から、限られた空間の中で同じ建物とは思えない写真がたくさんありました。その他、着付け教室や、今回のようなワークショップ、日本の伝統文化「水引」なども開催されてるとの事。スタジオ内に常時用意されている、色打掛・白打掛は本当に目を奪う美しさです。HPギャラリーからご覧頂けますよ!ワークショップの当日はフォトウエディングや結婚式でのお悩み相談などもできますのでお気軽にお声掛けください。と本当に盛りだくさんのWSを素敵な会場にて開催企画頂き、ありがたい限り♡

2020年2月1日開催 味噌・醤油祭り

味噌作りから数日後…。
2月1日に開催されました、ふくしまの酒まつりの会場で開催された味噌醤油まつり。みそ、しょうゆの製造事業者は約四十社が参加されたそうです。代表商品でしょうか?各社1点ずつ販売されてましたが、あっと言う間に売り切れとなっておりました。とは言え私買い物がメインで出かけたのではなく、みそ伝道師MISODOの藤本さんをお目にかかりたかったのですが、タイミング合わず…。藤本さんと言えば、”みそまる”の開発者!イベントで配布された”かもし通信”インタビュー記事の中で「味噌活とは?!」と言う質問に、味噌たべまくって他の人に伝える事。私は1日100gの味噌食べてますと!!すご~い量!!

でも、藤本さん味噌のおかげで、風邪もひかなくなったり、便秘や花粉症も治りました。とおしゃってるお一人ですからね~。最近ではみそまるマスター養成講座&認定試験があるという事を先日の味噌作り教室で知ったのですが、みそ伝道師MISODOの藤本さんの味噌活!見習って、私の味噌活も、もう一度見直しつつ美味しいお味噌をもっと、もっと、楽しもう~♪と思った味噌・醤油祭りでした。

※味噌醤油まつりに設置されておりましたサンプル各種。許可を頂き撮影しました。

ここでも沖永良部島のこと

ちなみに沖永良部島滞在中食べていたお醤油とお味噌が美味しかったでご紹介。
九州だからなのか?居酒屋さんや飲食店のテーブルに置いてある醤油は甘いものが多かったです。私は、おきえらぶ百貨店で取り扱ってました醤油の中で、ヤマヒサさんのお醤油をメインに頂きました。

国内産の農薬不使用栽培丸大豆・農薬不使用栽培小麦を主原料に、杉の木の大樽で昔ならの醸造方法で作った最高状態のモロミを使用した天然醸造醤油です。火入れをしていないので酵母が生きているお醤油。との事!!ヤマヒサさんHPより)だから美味しいのね~!!

お味噌は、まるみ麹さんの美袋乃唄(糀みそ)を頂いてましたが、こちらも、素材はもちろんの事、製法にもこだわり作られたお味噌・他各種!!きちんと作られてるお店だからこそ、素材・製法とホームページアップされてます。ぜひ読んでみて下さい。きっと、食べてみたくなると思いますよ。はじめての味噌づくりセット(樽つき)やこちらの甘酒もおススメです。本当に美味しいから!!

味噌を作ってみての感想

福島戻って、お味噌は手作り味噌を頂く事も多く、そちらを頂いてみたり、美味しそうだなぁ~と思ったお味噌を食べてみたり。たった3つの材料なのにこうも味が違うのか?と思うほど。今回、手作りを体験でき、またお味噌や麹のお話を聞けたのは本当にありがたい時間となりました。カラダは食べたもので出来ております。自分のカラダを作るものをお味噌に限らず何をどう選ぶか?もちろんお味噌はまた作りたいけど、手作りお味噌なんてハードル高い~!と思った方、まずはご自身が食べてるお味噌はどんなお味噌なのか?確認して下さい。
最初に触れた、私が子供の頃自宅の味噌があまり好きじゃなかったのは…陽が強いお味噌だったから。お味噌とは言え、白みそ、3年味噌など材料だけでなく、製法などでも陰陽変わってきます。白みそとはまでは言いませんが、私は麹多めのお味噌が好きです。日ごろはブレンドしてみたりできるだけ体調に合わせて頂くようにしてます。でも、あ~味噌汁飲んでない!なんて時も多々、そんな時はお椀に生みそ入れて昆布の粉入れてお湯を注いでなんて日もあります。自分でハードルあげずにね。食べる事もカラダもできる事からコツコツと。(私もそう自分に言い聞かせ…)味噌レポートも盛りだくさんになりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。さかづめ かなこ