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【食レポート】郷土料理 三五八を作る!!

我が家では食卓に小さい時から漬物が必ずありました。 母が作った「三五八」で作られた漬物。母は祖母から教わり作り続けています。私が子供の頃はお味噌も作っておりましたが、住宅地で火を焚く事が危険という理由で味噌づくりはやめられました。幸いにも「三五八」は祖母の家を借りて作れるので、毎年作っていますが、郷土料理ひとつ作るにも、環境(場所)、材料と、作れる人材がないと出来ません。昔からお世話になっている麹屋さんのこだわり麹を譲って頂いてますが、麹屋さんも後継者はなし!!そしてご主人は何度もご病気をされてるとの事!でも、それでも元気なのは発酵食品を食べられているからですかね?なんて会話をしながら「三五八」作りをスタートしたのですが、私はあくまでもアシスタント。麹屋さんのご主人が帰り際に「来年も元気だったらない」とおしゃってましたが、ほんと元気でいてもらわないと、我が家の「三五八」が途絶えてしまうかもしれません…。もちろん他の麹屋さんでも譲って頂く事はできますが、やはりこの食べなれた味を守りたいと強く思いました!

「三五八」を作るには、前日にお米を研いで浸水しておきます。当日の朝は火をおこすことからスタートしまして、釜の水が沸騰したところにお米をセットします!!釜がずれると蒸気がもれてしまうので微調節しながら待つ事20分くらい。

お米を指で潰した時に外側が柔らかくちょっと芯が残るくらいでお米は出来上がり!熱々のお米をさまし、塩を混ぜ、人肌まで冷めたところで米麹を入れてまんべんなく混ぜたら完成です!!

三五八漬けは塩漬けや、ぬか漬けよりも甘く、どんな野菜でも合いますが、筍やアボガドなどもおススメです!

 

作った三五八は自宅用ではありますが、お裾分けした方に「手作りに触れられる」って嬉しいです!とおしゃって頂きました。例えば、梅をつけるとか、味噌を作るとか、都会では「手作りに触れられる」機会がないから…。と!そっか、直接作らずとも…手作りに触れられる機会もないんだ~?!田舎は大根が干されるとたくあん漬けするのかなぁ?とかなんとなく想像がつくけど?!ビューティーヨガの定番であります三五八漬けは我が家の三五八ではありませんが無添加の三五八を使用しております。その土地の食べ方や、食べ物の良さをビューティーヨガではお伝え出来たらと改めて思いました!カラダは食べたもので出来ておりますから、せっかく身近にある美味しい食材見逃さずに過ごしたいところですね!

三五八とは?
「三」塩
「五」米麹

「八」米
の割合で作るので(さごはち)
三五八漬け(さごはちづけ)とは、ここ福島をはじめ隣県の郷土料理です。主にお野菜などを漬けます。一般的に販売されている塩麹(
塩と麹と水で作られてる)に近いものでもありますが、三五八漬けの素は常温で保存可能です。

ここ福島でも三五八漬けを食べるところは限られた地区のようです。